海の見える山頂、花の咲く稜線

東京近郊の山登りのゆる~い日記です。。

【ナイトハイク】今年最後の夜景登山 奥多摩・日の出山

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先週末、この冬一番の寒波襲来ということで、山の空気が澄んでて夜景もきれいだろうと、よく登る奥多摩「日の出山」にナイトハイクに行ってきました。

 

会社の年内最終営業日で早く帰宅できまして、今晩の天気予報、気象衛星からの雲の画像、夕方の空の色、奥多摩の山の稜線の見え方と雲のかかり方・・・すべての条件が揃っているので綺麗な夜景が見れそうです。

 

会社から帰宅し夕食を食べていると、宅配便が届いて、先日通販で購入したヘッドランプが届きました。ちょうどよいので今日の山行に使ってみることにしました。

 

全ての支度を整えて19時半前に自宅を出発。途中、大型電気店に新しいヘッドランプと動物忌避のためのラジオ用にリチウム電池を買いに行きました。

 

山頂は間違いなく氷点下なので、低温下で使えるリチウム電池が必要になるのですが、電池コーナーでなかなか見つからなくて・・・ちょっと焦ったのですが、棚のいちばん端っこに吊るしてあるのを見つけてホッとしました。

 

登山口までの道中、八王子からあきる野に抜ける道で御岳山付近の灯りが見えてきて、期待がぐっと高まります。

 

登山口には20時半ごろ到着。

登山口でも気温はおそらく氷点下ですが、頂上で汗冷えしないように上半身は薄着で、下半身は寒さを感じやすいひざや太ももの前側の防寒対策をしてナイトハイクの開始です。 

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歩きなれた沢沿いの夜道を大音量のラジオと鈴を鳴らしながら賑やかに登って行きます。

冬場で沢の水が細っているせいか、電池を新しいものに交換したおかげか、いつになくラジオの音が大きく鮮明に暗闇に響きます。

 

「平井川源流」の手前で植林帯を抜けると上空に星空が広がってきました。

さらにしばらく進むと都心の夜景が見えてきました。f:id:the-holy-mountain-071:20181231003902j:plain

東京スカイツリー」もはっきり見えています。「今日も夜景は大丈夫そうだな」

 

登山口から約45分で山頂に到着

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いつも生活をして仕事に出掛けている東京の、無意識に作られた人工の造形美。宝石をばらまいたような美しさです。

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10月は木の葉が茂っていてよく見えなかった埼玉方面の夜景です。f:id:the-holy-mountain-071:20181231003913j:plain

 

いつも同じような夜景ですみません。

続いて青梅の市街地と埼玉~東京北部。f:id:the-holy-mountain-071:20181231003909j:plain

 

東京都心方面。「東京スカイツリー」「東京タワー」「新宿から東京中心部にかけてのビル群」がよく見えます。

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東京南部方面。写真中央左から右に、東京湾が細い黒い糸のように見えます。f:id:the-holy-mountain-071:20181231003911j:plain

 

神奈川方面。いつもはよく映らないのですが、すんなりシャッターが切れました。 

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今日は前回より夜景の光量が多いようでした。シャッタースピードは、いつも撮影する2秒以上だと明るすぎて夜景が光で潰れたように映ってしまい、0.8~1秒ぐらいでちょうどいい感じに撮影できました。

 

ちなみに、頂上の温度計は「-5℃」。頂上に着いてフリースを1枚羽織って心地よい感じです。 

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夜景撮影はカメラの設定を変えて数十枚の写真を撮るのですが、このくらいの気温なら寒さで嫌気がさすことなく集中力も続きます。

 

写真撮影を終えて、ゆっくり夜景を眺めながらおやつタイム。

 

お約束のどら焼きと麦茶です。 

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冬の澄んだ空気はきれいな星空も楽しませてくれますね。オリオン座付近の星の群れと青白いシリウスが冷たい輝きを放っています。

 

しかし、ここの夜景は何度みても飽きない。何回も見に来たくなるし、いつまでもずっと見ていたい。

ラジオが22時の時報を打ったので、いつまでも見ていたらキリがないと思い下山することにしました。

 

登ってきた道を降りていったのですが、東京の夜景が見える最後のスポットで今年の見納めの、山からの夜景をしばし眺めることにしました。f:id:the-holy-mountain-071:20181231003905j:plain

登山口までの道のりまで、新しく購入したヘッドランプが明るく照らしてくれました。

お手頃価格でしたが明るさはバッチリ。。

 

いつも思うのですが、この登山口の街灯は電球色でホッとした安心感があります。f:id:the-holy-mountain-071:20181231003901j:plain

 

クルマに着いたとき、汗ばんでウェアがわずかに湿っていたのですが、自宅まで1時間かからないこともあって、リュックを積み込んですぐに登山口を後にしました。

 

来年もまた行きたいな。