【X’mas 登山】丹沢・檜洞丸
10月の中旬から姑さんの家の用事があって、週末は時間が取れなかったので、しばらく日中に山登りに行くことができませんでした。今月半ばに用事が終わったので、クリスマスの3連休は最終日に天気がよいということで、久々に丹沢に行くことにしました。
目的の山は「檜洞丸」で、西丹沢の奥から登る人が多く、山深いところにあるイメージなのですが、私の家は裏丹沢の登山口まで比較的アクセスがよいので、よく登る山の1つです。
この山の頂上付近では、駿河湾から北アルプスまで見えちゃうちょっと変わった展望が楽しめるので、冬枯れして木の葉がすっかり落ちた時期に登るのが好きな山です。
天気予報では快晴なので、どれだけ展望が楽しめるかな・・・と思いながら前夜に山行の準備をしました。
早めに就寝しようと思ったのですが、家の用事に時間がかかってしまい、結局起床を30分遅らせることにして、それでも睡眠不足を覚悟で眠りにつきました。
午前4時半起床。
前夜のうちに荷物は車に積み込んであったので、支度をして着替えて5時前には自宅を出発しました。
いつも裏丹沢に登山に行くときに使う国道413号線(通称:「道志みち」)が、秋の台風の際の土砂崩れで来年3月まで通行止めになり、今回は国道20号線で藤野を回って行くことにしました。
自宅から車で国道20号線を少し走ると、国道16号との交差があり、いつもは左折して相模原方面に進むのですが、この日は直進して高尾方面に進みました。
早朝の国道は交通量が少なく快調に走れましたが、途中、高尾山の先の大垂水峠と、藤野から国道413号線までの山越えに少し時間を要しました。
自宅を出発して1時間半で登山口近くの「神ノ川ヒュッテ」に到着。車止めゲート前の路肩に既に先行者の方のものと思われる車が1台停めてあり、その後ろに自分の車を停め、山登りの支度を始めました。
6時35分に登山開始。あたりはすっかり明るくなっていました。
通行止めゲートの横をすり抜け少し歩くと、右手に「檜洞丸」への登山口が出てきました。
登山道への取り付きには階段があります。
ここから、「ヤタ尾根」を稜線上の「熊笹ノ峰」まで登ります。この尾根は「丹沢三大急登」の1つと聞いたことがあるのですが、直登で急なところはつづら折れに登山道がついていたりして全般的に登りやすいので、かいかぶらずにどんどん進みました。
登り始めてすぐに、登山道の先に檜洞丸に続く稜線が見えます。
あそこまでコースタイム2時間30分。そんなかかるように見えないけど・・・。
途中で林道を横切りました。
林道の反対側の登山道には階段で上がります。
このあたりの木の間から朝日を浴びた大室山が見えました。
葉が茂っていては見えない景色なので、冬枯れの山のよさですね。
この先も上り坂をどんどん進みます。
途中、こんな針葉樹のプロムナードがありました。
そして、左からの尾根に合流。この先はしばらく鹿柵の横を歩きます。
このあたりで小休止すれば、あとはノンストップで稜線まで上がれるので、給水して5分ほど休憩を取りました。
この先は左の横顔に朝日を浴びながら進みます(ちょっと眩しい)。
今日の目的の檜洞丸が見えてきました。
所々、木の階段がありますが、朝露に濡れていて滑りました。
振り返ると湖が。相模湖ですね。
そして、ついに稜線に到着。
その先には・・・
富士山です。ちょっと雲がかかっています。
その左に愛鷹山。写真の真ん中が駿河湾なのですがぼんやりしています。伊豆半島の最北部はよく見えています。
富士山の右側、畦ヶ丸の上に雪をかぶった南アルプスがよく見えています。
この分岐の北側は「大こうげ」というピークがあります。
分岐南側の熊笹ノ峰を越すと、朝日をバックにした檜洞丸が見えてきました。
途中に鎖場がありました。鎖なしでも行けそうな感じですが、鎖を使って慎重に通過。
頂上手前にも鹿柵が。。ちょっと興ざめなんですが、植生を守るためなのでしょうがないですよね。
そして、最後の登りの始まり。。
ヤセ尾根の向こうの階段を登りきるといよいよ頂上です。
ほどなく山頂に到着。神ノ川ヒュッテからはちょうど2時間半でした。
頂上ではなんとハイカーはゼロ。しばらくぼっちの山頂を楽しみました。
今日は強風の予報だったので、頂上で食事できないと思っていましたが、風も弱く暖かな日差しが降り注いで絶好のコンディションでした(いつものようにコンビニ調達の食事です)
お湯を沸かしている最中に周りの景色を撮影。
まずは、蛭ヶ岳と丹沢主稜線。
その先の塔ノ岳付近。
さらにその先には、相模湾が金色に輝いていました。
お次は奥多摩方面。藤野の市街地が見えてます。
富士山。さっきより雲が取れています。
山頂は広さがありますが、ハイカーがいないのでさらに広く見えます。
食事をした後、しばらく展望を楽しんで、来た道を下山しました。
山頂から熊笹ノ峰方面にちょっと下ったところに展望が開けていまして。ここでも写真をじっくり撮りました。
次に奥多摩方面。
大室山の右側は奥秩父方面
大室山の上には八ヶ岳と金峰山が見えました。でも八ヶ岳の左に見えるはずの北アルプスが拝めずちと残念。
畦ヶ丸の上に南アルプスが横たわっています。
拡大してみました。南アルプス北部。甲斐駒、北岳が見えます。
南アルプス中部中央は塩見岳でしょうか?
南アルプス南部。悪沢、赤石あたり?
大室山の肩には八ヶ岳が。。
写真撮影後、熊笹ノ峰まで下って行きました。
熊笹ノ峰への登り返しでは、冬の空の青さが目にしみました。空気澄んでいてきれいですね。
ここを下れば神ノ川への分岐があります。
その後はヤタ尾根を下りました。登っている時は感じなかったのですが。やっぱりこの尾根所々急だわ。。
林道が見えてきました。
林道歩きになって振り返ったヤタ尾根です。結構どっしりしてるんですね。
車止めの林道ゲートに到着。車は10台に増えていました。
駐車スペースから見た風巻ノ頭と蛭ヶ岳への稜線がよく見えました。次はあの尾根歩きたいな。
トイレの水道から水が出たので、顔を洗って車で着替えてから東京に戻りました。まだお昼前なので、午後から家の用事ができそうです。
行きは暗くて気が付かなかったのですが、国道413号線は青根から東が通行止めでした。
市道を使った迂回路が開通したそうなんですが、復路も藤野を回って帰りました。道が空いてて国道413号線使うより早かったかも。
これからは、冬枯れの山から展望が楽しめる時期です。山頂から海が見えるのでまた丹沢行ってみよっと。。