【ナイトハイク】関東平野の大夜景 「丹沢・大山」
私は複数の草野球のチームに入っていて、今年から入ったチームは土曜日によく練習をし、ずっと続けてきたチームも突然練習をするようになり、おかげで土日は山登りの時間が激減してしまいました。
土日のどちらか空いていたとしても、家の用事など何かと忙しく、山登りは早朝プチ登山になってしまします。
そのような訳で、どうしても登山が夜行性になってしまい、今回も夜景を見に11/2(金)に「丹沢・大山」にナイトハイクに行きました。
先週の火曜日(10/30)の夜に、天気予報と気圧配置をみて、金曜日(11/2)の夜がよさそうだなと思い、翌日会社にフレックスの申請をしておきました。
ナイトハイクは「奥多摩・日の出山」が2回続いたので、今回は「丹沢・大山」を計画しました。
この山は、関東平野が一望でき、眼下に伊勢原・厚木の市街地が広がっていて、足元から光が上がってくる感じで、日本一の山頂夜景という人もいるくらいです。
但し、海に近く標高が1200m以上あるので雲がかかりやすく、「日の出山」ほどいいコンディションの日がありません。
果たしてどうなることやらと思って金曜日を迎えたところ、朝から雲一つない快晴。
空の色にいま一つ青さが足りないのですが、夜景なら何とかなるだろうと思い15時に早帰りすることにしました。
帰り際に会社の最上階から丹沢の山並みの稜線が確認でき、帰りの中央線で国立を過ぎたあたりから「大山」がはっきり確認できたので、この段階で最終的に山行を決定しました。
自宅に着いてから山行の支度をし、登山計画書を家族に渡して18時ごろクルマで家を出ました。そういえば、ヘッドライトの電池の替えがなく、しばらく電池交換していなかったなと思って、途中電気店に寄ることにしました。電池1個が500円以上するのですが、ケチって暗闇の中で動けなるのはばかばかしいので、迷わず電池を購入し、ついでに隣接するスーパーで帰宅後に飲むお酒とおつまみも買い登山口に向いました。
登山口までは、いつも沼津に釣りに行く道と同じ道路を通るのですが、釣りに行く深夜と違って、金曜日の夕方は所々渋滞し、結局、登山口までは正味2時間と随分時間がかかってしまいました。
国道246号線から登山口のヤビツ峠に向かう途中に「菜の花台展望台」という夜景スポットがあって、結構な数の車が下りてきます。
但し、道路(県道70号線)は道幅が狭く、所々カーブが急なので、対向車に気をつけながら慎重に車を進めました。
登山口のヤビツ峠には20時半前に到着。トイレがあって電気がついています。
ここまで電気が通っていることにちょっと驚きでした。
登山ポストに登山計画書を突っ込み、リュックを背負って動物除けの鈴とラジオを大音量にしていよいよ登山開始。
登り始めるとすぐに湘南方面の夜景が見えてきました。
(コンパクトカメラで撮ったので暗くてすみません)
江の島がハッキリと見えて、秦野や小田原の市街地の夜景もきれいです。果たして東京方面はどうかな?
ナイトハイクで歩きなれた道ですが、真っ暗な登山道なので気をつけながら登って行きます。
気温は随分下がって、いい季節になったのですが、まだ汗はたっぷりかきますね。
頂上手前の表参道との合流あたりでは、箱根の山の向こうに御殿場方面の夜景まで見えてきました。
さらに少し進んで、登山口から約1時間で頂上に到着。
東京方面展望良好、関東平野一面の夜景が広がっています。
頂上から一段下って、展望のよい広場で夜景を見ることにしました。
まずは関東北部方面。
次に、多摩~埼玉方面。
こちらは相模原~東京都心方面。 「東京スカイツリー」と「東京タワー」が並んで見えました。
厚木~川崎・横浜方面。東京湾が黒く横たわっています。
三浦半島、湘南方面。海岸線がはっきりしていて江の島もよく見えます。
写真撮影をすませ、おやつタイムを取りました。毎度のどら焼きと麦茶です。
やっぱりどら焼きは栗入りがいいね。。
東の空にはオリオン座が横たわるように見えています。その上におうし座があって、アルデバランの赤色とプレアデス星団はずいぶん空高く登っていました。
西の空にははくちょう座が見え、カシオペアも北の空高くにあるのですが、夜景の光量のためでしょうか。天の川は見れませんでした。
その後、再度山頂に戻って湘南方面。 海岸線がはっきりしてますね。
こちらは秦野と小田原の市街地。
今日はまずまずのコンディションでした。
夜景の写真を撮ったり、夜の山頂を散策したりですっかり時間が過ぎ、下山は23時ごろになってしまいました。
もと来た道を帰り始めようとしたところ、なんか様子が違う・・・。そう、ヘッドライトの明るさが弱い。。
電池の残量が減って、明るい光が出なくなってしまっていました。
弱い光では暗い山道は危ないし、いつ電池切れになるか分からないので、替えの電池を入れ、登山道を明るく照らせるようにして下山しました。出発前に電池買っといてよかったぁ~。。
帰りの道でも、林間から所々夜景がきれいに見えます。
そして、40分ほどで登山口に到着。
トイレの電気はまだ点いていました。
登山口には数台の車が停まっていて、星空を観ているようです。
きっと、こんな時刻にラジオをガンガンに鳴らしたヘッドライトの登山者が山から下りてきてビックリしたことでしょう。
下りでは汗もあまりかかなかったし夜も遅いので、車にリュックを積み込み、靴だけ履き替えて帰路につきました。
帰りの道に通った「菜の花台展望台」はほぼ満車で、人がたくさんいました。
また、国道まで下りる道のりでも、夜景を見に行くと思われる車と結構すれ違いました。
みんな遅い時間にご苦労さま。。
秋も深まって気温も下がってきますが、夜景がきれいに見える日も増えてくるので、またこの山に来たいな。
明日が仕事休みなのがありがたく、のんびりドライブしながら家に帰りました。